【役者・芸人「貧乏物語」】
先月、「埼玉住みます芸人」になったお笑いコンビ「こりゃめでてーな」のツッコミ、伊藤こう大さん。その破滅的芸人生活とは……。
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借金は2年ほど前までマックス700万円以上ありました。そのうち200万円はなんとか返したんですが、残りの500万円はボチボチってとこですね。
でも、この他に親には内緒でおじいちゃん、おばあちゃんに無心したのが総額1000万円超。ロクでもない孫ですよね。
借金をつくりだしたのは今から19年前。実家のある岐阜から都内の理系大学に進学して間もなくでした。悪い友人に誘われるまま始めたパチンコ。それからスロットにハマったんです。最初は、だれしもがあるビギナーズラックで1000円が数時間で4万円にバケた。これが運の尽きです。6万円の仕送りが入るたびに、キャンパスに行かずスロット台へ直行。毎月毎月、スッカラカンになる生活まで何カ月もかからない。まさに一直線(笑い)。
■たばこ代がなくてシケモクを集めて吸った
ごはんに塩だけ振って食べるなんてザラ。1時限から絶対落とせない必修科目の授業があるのに財布には10円もない。前夜に国分寺市のアパートを出発して徒歩で片道約30キロを8時間以上かけて通学したこともありました。
たばこを吸いたい時は駅構内の喫煙コーナー巡り。シケモク集めです。マールボロの箱に入れ、拾ったたばこがゴールデンバットだろうがわかばだろうが、気分だけはマールボロ(笑い)。ある時、友達が「たばこくれ」って言うので、「好きなヤツをどうぞ」ってポケットから差し出したら、ソイツ、「フィルターを噛んだたばこまで拾うなよ」って眉をひそめたんですよ。失礼ですよね。せっかくの善意なのに(笑い)。
大学? 中退しました。そして、一発逆転を狙って芸人になったわけですが、世の中、まったく甘くはない。バイトしても給料が出ると……。
それを支えてくれたのがこれまでお付き合いした元カノたち。何回か同棲もして、ホント、お世話になりました。
当初は家賃は折半ってことで同棲するんです。でもすぐに、スロットの負けが込んで折半できなくなる。生活費は彼女頼み。まるっきり、ヒモです。それを簡単に切れないように、ロープぐらいの絆にしようと思うんですけど、最後は呆れ果てられてバイバイ。その繰り返しでした。
10年ほど前かな。川崎・溝口で同棲してた時は本当に悲惨でした。ちょうど今ごろですよ。電気もガスも止められ、銭湯に行く400円ちょいの金もない。でも体ぐらいは拭かないとにおうでしょ? 部屋は電気もつかない真っ暗闇。そんな中で寒さに震えながらタオルを水道水に浸して体拭いてた彼女が泣き出しちゃってね。「こんな生活、もうイヤ!」って。その気持ちがわかるだけに、反論できない自分がいました。本当に申し訳なかったって思ってます。
■ギャラ70万を持ってマカオに、結果は…
それなのに、まだ売れてるってほどじゃないですねえ。でもね、実は、来週マカオにギャンブルしに行くんですよ。たまたまなんですけど、先月振り込まれたギャラがなんと70万円。いつもは12万円とかせいぜい15万円なのに(笑い)。
毎月コンスタントにこれくらいの収入があるなら、将来的な生活設計も考えないことはないんですけど、年に1回あるかないかの大金なら、アブク銭と同じじゃないですか。じゃあ、久しぶりに大勝負してやろうってワケです。
ガッツリ勝って、ブログで発表しますから楽しみに待ってて下さい。もし1000万円ぐらい勝ったらニュースになるでしょ? ブレークのきっかけになったらいいけどなあ。アハハハ。
※編集部注=翌週のブログにはマカオ行きすら公表されていませんでした。
立木文彦マネも面白いんだけどねー。立木文彦さんは超売れっ子声優だからうまく乗っかれるといいんだけど。私も30年近くパチンコパチスロ依存症でしたが、なんとか克服できました。まだ辞めて8ヶ月ですけど。
トータルで勝ってれば辞めなかったんだろうけど、結局負けてんじゃんってなって、お金の無駄もあったけど、何より時間が勿体ないと思った。芸能界で生き残りたかったらギャンブルする時間をネタ作りに費やしたほうがいい。まず芸能界で儲けて余った金でギャンブルするようにしないとまじで臓器売るとかロシアでカニ漁船に乗るとかになるよ。
自分もそうでしたから…早いうちに目が覚めて“自分で”きっかけを作ってやめるときがいち早く来てほしいです…
こんな屑は嫌いじゃない
こんなのに、関わりたくない。
うらやましいな。
でもだからこそ、カイジネタが面白い。
スロットに行く暇がないくらい仕事が多忙になればいいが。
そもそも、国がパチンコ、スロットを禁止しなければ、若い子から高齢者まで、数十万人なギャンブル依存症、貧困者を救えないよ
この人に、興味わかない!
お盆に「実家に帰りたいので電車賃貸して下さい」と澄ました顔でお金を借りに来て結局はディズニーで遊んでいた。「買い物いっぱいしたから荷物が多くて電車で帰れないから迎えに来て」との事でお金はどうしたのか聞くと「自由にお金使えないと不便だからカード作った」との事。
あの時、どんな気持ちで人から借りたお金で帰省しディズニーに泊まれたんだろうって、今でも思う。
お金の価値、借金する事の重大さを分かっていない人間は、一生、お金に苦労して生きていくと思う。
と自殺を考えてる方々に思ってもらいたい。
もう自分だけでは立ち直れない。一生。
こりゃめでてーな・・・。