トランプ大統領の発言にご立腹で、米アカデミー賞をボイコット。イラン人女優"タラネ・アリシュスティ"さんってどんな人？
イラン人女優タラネ・アリシュスティさん（33）が今年の米アカデミー賞をボイコットするそうです。
その理由はかねてからドナルド・トランプ米大統領が検討しているとされる、"イスラム教徒の移民に対する入国制限"。
これについてタラネさんは「人種差別」だとツイッター上で抗議。
Trump's visa ban for Iranians is racist. Whether this will include a cultural event or not,I won't attend the #AcademyAwards 2017 in protest pic.twitter.com/CW3EF6mupo
— Taraneh Alidoosti (@t_alidoosti) 2017年1月26日
日本語訳
「トランプ氏によるイラン人に対するビザ（査証）発給の禁止は人種差別だ。文化行事（への出席者）にも適用されるのかどうかにかかわらず、私はこれに抗議して2017年アカデミー賞（授賞式）には出席しない」。
出典：イラン人女優、アカデミー賞授賞式を欠席へ トランプ氏に抗議
スポンサーリンク
タラネ・アリシュスティさんって？
タラネ・アリシュスティさん
画像元：Photos of Iran
名前 タラネ・アリシュスティ（Taraneh Alidoosti）
生年月日 1984年１月１２日 (33歳)
国籍 イラン
職業 女優
夫 Ali Mansour (2011年に結婚)
子供 Hana
父親 Hamid Alidoosti
イランでは超有名な女優
2002年、１７歳で主演を務めた映画『I'm Taraneh, 15』 (邦題：私は15歳)で、映画女優としてのキャリアーをスタートさせた彼女ですが、いきなり初作品で最優秀演技賞をロカルノ国際映画祭で受賞。
またCrystal Simorgh映画祭でも最優秀演技賞を受賞し最年少記録を更新しました。
他の映画祭なども合わせると初作品から三本連続でノミネートされているそうで、よっぽど演技に定評があるんですね！
母国イランでは超有名な女優さんなんです。
映画デビュー作『I'm Taraneh, 15』 (邦題：私は15歳)ってどんな作品？
１７歳の時に演じたこの作品が映画デビュー
ストーリー
タラネは１５歳の少女。ある日タラネはアミールという少年に求婚され、二人は学校を卒業したら結婚することになる。
ところが４ケ月後アミールは別の女性と街を歩いていて
補導される。婚約を破棄するタラネだが、その時妊娠していることを知る。
未婚の未成年で子持ち女性の苦難を描いた作品。
出典：アジア映画観るなら「シネラ」
１５歳で妊娠出産する少女という難しい役を見事に演じきった彼女はその後も数々の映画に出演しています。
現在までの出演作
ざっと調べただけでも
2002: I'm Taraneh, 15
2004: The Beautiful City
2006: Fireworks Wednesday
2008: Canaan
2008: Shirin
2008: Tardid
2009: About Elly
2010: Whatever God Wants
2011: Life With Closed Eyes
2011: At the End of 8th Street
2012: Modest Reception
2013: The Shallow Yellow Sky
2014: The Wedlock
2014: Atomic Heart
2015: Absolute Rest
2016: The Salesman
っと１５年の間になんと１６本のも映画に出演しています。
めっちゃ美人
美女が多い国と言われているイラン、そこで女優をしているだけあって当然の事ですがすごく美人です。
美しい・・・
笑顔が可愛いタラネ・アリシュスティ
スタイルも抜群
画像元：Photos of Iran
顔ちっちゃ！！
美人だけど少女的な可愛さもある顔立ち、とても３３歳の子持ちには見えません。
今回出席をキャンセルしたアカデミー賞ノミネート作品は？
せっかくノミネートされたのに。。。。
画像元：Academy Awards: Hopkins Edition
彼女が主演を務める最新作『セールスマン』（英題：THE SALESMAN）はイランの名匠アスガー・ファルハディ監督と協力タッグを組み大ヒット。
なんとイラン国内では60万人動員の大ヒットを記録、これはおよそ10人に1人のイラク国民が観たことになるそうです。
現段階では「第69回カンヌ国際映画祭」にて脚本賞と主演男優賞をW受賞し、アカデミー賞外国語映画賞の最有力候補作と噂されています。
今回の彼女のボイコットが作品の受賞結果に多少でも影響を与えるのでしょうか？
スポンサーリンク
『セールスマン』（英題：THE SALESMAN）
ストーリー
作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中のある夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、2人の穏やかだった生活は一変する。
事件を表沙汰にしたくない、と警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべく、ひそかに犯人捜しを続ける。
舞台の上と現実の犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。
出典：本年度カンヌでW受賞！イランの名匠の最新作『セールスマン』、6月公開へ
日本では６月に公開予定だそうです、気になります。
関連記事：アスガル・ファルハーディー氏って誰？入国できない理由は？アカデミー賞は絶望？
スポンサーリンク